鏡の中のアタシ。
離脱、アタシ。
「…どぉゆう展開?」
「…さぁ?」
二人が戸惑うことも無理はない。
里菜の家の前に、数人の男の人達がいる…。
里菜と美緒で、今日は里菜の家に行こうと話していた休日。
いつもどおりプラプラと街で遊び、家に帰ってきたところだった。
「いや、うち関係ないでしょ」
「だといいね」
里菜と美緒は、自分達と関係のない人達だと思い、恐る恐るではあったが、どうしようもないので、近づいていった。