鏡の中のアタシ。
「俺、里菜チャンが雄也に本気だとは思わなかったんだ…」
「………え?」
大地達が、噂を聞いて雄也を止めたとこまでは、理解できた里菜だが、思わず聞き返してしまった。
さんざん適当にしてきたから。
本気だって思ってもらえてなかった事。
だから反対されていた事。
里菜は、ちゃんとわかっていた。
なんで里菜が本気だった事が、わかったのか…
なんで今になってその話がでているのか…
里菜は、ますます混乱してしまっていた。
思わず美緒をみると、美緒もキョトンとしていた。