鏡の中のアタシ。
「里菜サン、雄也サンはあなたに謝りたいハズなの!!」
その子、明日香は里菜に懇願する。
里菜は、唖然…。
美緒も、もはや限界間近。
状況を必死に理解しようとするがままならない。
《どぉでもいいから誰か、この場をまとめてくれ!》
心の中で、イライラを爆発させていた。
丁度、同じくイライラしだした人がもう一人いた。
ダンッ!!!
「明日香っ!!」
「はぁー…。俺から話すから、頼むから少し落ち着いてくれ…。」
大地は、テーブルを強く叩くと、声を荒げた後、深くため息をつき、咳払いをして態勢を立て直した。