鏡の中のアタシ。
けれど…
誰よりも愛おしい人。
人の恋路より、自分の気持ちを取るなら、ドアを開けてしまいたい。
恋愛初心者の里菜は、苦悩する。
雄也が今幸せなら、このまま無視をつらぬく事も出来る。
何しに来てるの?
幸せじゃないの?
大地達みたいに、ただ謝りにきただけなら帰って欲しい。
そんな話は聞きたくない。
明日香の事もあるが、雄也に会えない理由はもう1つ。
雄也から聞かされる話が怖い。
里菜は、色々な事を考えながら、今日も無視をつらぬいた…。