鏡の中のアタシ。
「あ、今から行ったら誰かしらいるだろ?」
「あー、たぶんな☆」
大地と、雄也が、話を進める。
雄也達が通う大学に、今から遊びに行こうって事になった。
雄也は、いち早くみんなに里菜を紹介したかったから。
大地も雄也の気持ちをくんで、賛同した。
「なんか言ってくる奴なんかもういないからな!」
「それでもまだ誰かに何か言われたら、すぐ言ってこいよ!」
オレらが守ってやるから!と続けた大地が頼もしく感じた。
里菜と美緒は、視線をあわせて、微笑みあった。
久々に訪れた平穏な時間だった。