鏡の中のアタシ。
「う゛ぅー…頭痛ぁーい…」
「はい、お水。」
まさか自分が寝てる間にあんな話があったなんて、夢にも思わない美緒が、頭痛を訴えながら起きた。
里菜は、すかさずミネラルウォーターを差し出した。
「ありがとぉ…。あれ、里菜寝なかったの?」
「ううん、少し寝たよ。」
あの後、そろそろ寝ようと話になり、雄也と大地と一緒に寝た。
しかし、なぜかすぐ目が覚めてしまった。
「そっか。里菜は、酔わなかった?」
「いやいや、結構きてたよー。」
里菜と美緒は、2人を起さない様にと、すごく小さな声で、雑談を交わした。