鏡の中のアタシ。


「少しお腹減らない?」

「そうだね−、この辺コンビニあったっけ?」

里菜と美緒は、朝のお散歩がてら少し距離はあるが、コンビニまでいくことにした。



「なんか朝っていいね−」

「うん、気もちい−」

夏の朝は、まだ日差しも柔らかく、顔にあたる風も気持ち良かった。


「今日イイ天気になりそぉ…」

美緒が手を高くのばしゆっくりと上体をそらしながらのびをしながら、つぶやいた。


その時里菜は1人でニヤニヤしながら、笑っていた。

美緒の前を歩いていたため、美緒は、気付いてはいなかったが。

「ねっ!ホント、いい天気になりそぉだっ♪」

ご機嫌で、後ろを歩く美緒を振り返る。

「…なんか顔怖いよ」

「…ひどっ」

名案をひらめいた!と、ご機嫌な里菜は、あまりにニヤついていたのか、美緒に気持ち悪がられてしまった。
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