鏡の中のアタシ。
「里菜チャン、大丈夫?」
少しすると、雄也が里菜にミネラルウォーターを手に横にもどって来た。
「少しベランダいかない?」
馴れない人達の中にいて、たくさん質問をあびたり、冷やかされたりしながら、お酒を飲み続けていた里菜は、少し具合が悪かった。
そんな里菜にいち早く気付いて、風に当てるためにベランダへと誘った。
気が利いて、相手に遠慮させないようにさりげなく優しくできる人。
雄也はそーゆー人だ。
一緒にいればいるほど、人間的魅力に惹かれ始めていた。
これが、人を好きになるって事なのかなぁ。。。
って思えるようになってきていた。
「ありがとう」
2人でベランダに並びながら、ミネラルウォーターで休憩しながら、里菜が雄也に小さな声でお礼を言うと
「里菜チャン守るのは俺の仕事だしね♪」
雄也は、笑ってながした。