君の瞳に映る色
学園祭など学校行事を主催したり
イベントにかかる予算を組んだり
学園側と生徒の橋渡しをする
役割だと玲は説明する。
入学式に出席してから
数えるほどしか学校に
来ていない棗には学校行事は
無縁のものだった。
よくわからず棗は黙る。
会話が途切れた静かな室内に
落ち着かずそわそわした。
視線を逸らそうとして視界の端で
玲が動くのに気付き
反射的に身体を避ける。
「さ、触らないでよ」
「…まだ触ってないけど?」
棗が身を固くするのがわかって
思わず玲は苦笑いする。
ずいぶんと警戒されてるようだ。
そう思いながらも
玲は棗の髪に手を伸ばした。
柔らかく細い髪は
手にしっとりなじむ。
そっとキスをするとフローラルの
シャンプーの香りがした。
伏せていた目を開けて
上目づかいに棗を見ると、
陶器のように白い頬が
ほんのり桃色になっていた。
どちらかというと綺麗という
言葉の方が似合う雰囲気の
女なのにその表情は
可愛く思える。
目が合うと棗は慌てて
視線を逸らした。
棗は玲の手から逃れるために
身を捩ってみたが長い自分の
髪にはあまり効果がない。
玲はその様子を見ながら髪を
片手で弄ぶ。
「お嬢様は男慣れしてないな、
美人なのに」
イベントにかかる予算を組んだり
学園側と生徒の橋渡しをする
役割だと玲は説明する。
入学式に出席してから
数えるほどしか学校に
来ていない棗には学校行事は
無縁のものだった。
よくわからず棗は黙る。
会話が途切れた静かな室内に
落ち着かずそわそわした。
視線を逸らそうとして視界の端で
玲が動くのに気付き
反射的に身体を避ける。
「さ、触らないでよ」
「…まだ触ってないけど?」
棗が身を固くするのがわかって
思わず玲は苦笑いする。
ずいぶんと警戒されてるようだ。
そう思いながらも
玲は棗の髪に手を伸ばした。
柔らかく細い髪は
手にしっとりなじむ。
そっとキスをするとフローラルの
シャンプーの香りがした。
伏せていた目を開けて
上目づかいに棗を見ると、
陶器のように白い頬が
ほんのり桃色になっていた。
どちらかというと綺麗という
言葉の方が似合う雰囲気の
女なのにその表情は
可愛く思える。
目が合うと棗は慌てて
視線を逸らした。
棗は玲の手から逃れるために
身を捩ってみたが長い自分の
髪にはあまり効果がない。
玲はその様子を見ながら髪を
片手で弄ぶ。
「お嬢様は男慣れしてないな、
美人なのに」