君の瞳に映る色
車に乗り込むと
落ち着かない様子の瑠璃に
棗が聞く。

「家はどこ?」

「え?!あの…
駅まででいいですよ」

「車の方が早いわよ。
早く住所を言って」

苛立ちを含んだ口調で
棗は言った。

「あの、でも、
こんな高級な車が停まったら
近所の人が
びっくりしちゃいます。
ウチはホントに
普通のマンションなので」

そう言われて
棗が答えを考えていると、

「大丈夫ですよ、
それならば目立たないところに
お停めしましょう」

柊が振り返って
瑠璃に優しい声をかけた。


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