君の瞳に映る色
棗は自分を掴んでいた
樋野の姿を思い出した。
男に興味はないと玲は
言っていたからおそらく樋野は
血を吸われたわけではない。
そう思うと少し安心した。
「瑠璃」
棗は瑠璃の方を見て足を止めた。
それに合わせて瑠璃も足を止め
棗を見る。
「敬語じゃなくていいわ。
…同じ年なんだから」
そう言って再び歩き出す。
その後ろ姿を目で追いながら
瑠璃は顔を綻ばせた。
少し棗が心を開いてくれたような
気がした。
瑠璃が入ってこなければ確実に
自分はあの男の手に落ちていた、
そう考えるとゾッとする。
だけど最終的にあの男は自分を
見逃したんだろうか、それとも
ただの気まぐれか…。
廊下に吹き込む乾いた風を身体に
受けながら棗は考えを巡らせた。
樋野の姿を思い出した。
男に興味はないと玲は
言っていたからおそらく樋野は
血を吸われたわけではない。
そう思うと少し安心した。
「瑠璃」
棗は瑠璃の方を見て足を止めた。
それに合わせて瑠璃も足を止め
棗を見る。
「敬語じゃなくていいわ。
…同じ年なんだから」
そう言って再び歩き出す。
その後ろ姿を目で追いながら
瑠璃は顔を綻ばせた。
少し棗が心を開いてくれたような
気がした。
瑠璃が入ってこなければ確実に
自分はあの男の手に落ちていた、
そう考えるとゾッとする。
だけど最終的にあの男は自分を
見逃したんだろうか、それとも
ただの気まぐれか…。
廊下に吹き込む乾いた風を身体に
受けながら棗は考えを巡らせた。