本当の私は誰ですか?恋の魔法をかけられた身代わり姫

両親

みんながいるのに美晴は私を抱き締めて離そうとしない。




もう離れてよ!




その時ヘアのドアが開き二千翔さんの両親が入って来た。




『紗弥加。』




二千翔さんのお父様が私を抱き締めた。




その横に二千翔さんのお母様がいて私を見つめる。




そして、「あなたは紗弥加なのね。」




え、私の事を思い出したの?




「お母さん、お姉さんの事思い出したの?」




お母さんが頷く。




「紗弥加生きていてくれてありがとう。」




この人が私のお母さん。




今までの19年間が嘘のように思えた。




この温もり、これはやっぱりお母さんなんだ。




「お母さん会えて嬉しいです。」








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