本当の私は誰ですか?恋の魔法をかけられた身代わり姫
なんだか不思議な気持ち。



美晴の本当の結婚相手は二千翔だった。



二千翔が双子の妹だったなんて思いもしなかった。




たけど、美晴が逃げた二千翔の代わりを探そうとしなかったら、




私はここにはいない。




相多周子として生きていた。




あの頃に比べたらまるで夢みたいな生活。




でもこれが現実なんだと、隣で眠る美晴の寝顔を見た。




私の愛する旦那様。




一葉さんには私からも謝罪した。




『別にあなたに謝って貰う必要ないから。



私は美晴を愛してたんじゃないのよ。



私のほしいのは、美晴が持ってるお金よ。



美晴と関わっていればセレブな生活が出来るから、それだけ。



あなたみたいな考えは私には無理。



もう、美晴と関わることもないから安心して。』







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