i want,
春からあたしは、2年になる。それと同時に、祐ちゃんやエリカ先輩は卒業していく。
不安じゃないと言えば、それは嘘だった。
自分の力で世界を構築しなきゃいけないと思いつつも、三年生の後ろ楯は、自分にとって小さいものじゃない。
再び世界が変わろうとしている。それは決して、容易いことではないのだ。
「あお、最近学校休みがちらしいじゃ」
あぐらをかいた祐ちゃんが言った。あたしは眉間にしわを寄せる。
「何で?」
「おばさんが言ってた。遊んでばっかじゃってため息つきよっちゃったわ」
「…ふぅん」
「あんま心配かけさせんなや」
祐ちゃんの言葉に、あたしは目を伏せた。
別に遊んでばっかなわけじゃない。確かに学校に行かない日も、授業に出ない日もある。
でも意味もなくそんなことをしてるわけじゃないんだ。その意味を聞かれても、あたしにはうまく説明できる自信がないけど。