i want,
「俺も別に真面目な方じゃないけぇ偉そうなことは言えんけど…あおは俺の妹みたいなもんじゃけ。あんまり道を踏み外してほしくないんじゃ」
「…わかってるよ」
「垣枝を悪く言うわけじゃないけど…あいつがあおに、いい影響を与えるとは思えん」

黙ったあたしの耳に、どこかの教室から出てくる生徒の足音が聞こえた。そろそろ授業が終わるのだろう。それを区切りに、祐ちゃんも話を終わらせようとしている様だった。

「とにかく、垣枝とのことはちょっと考えてみぃ」

そう言ってあたしの頭にぽんっと手を乗せ、歩き出した。あたしは黙ったまま足元を見つめる。

ふつふつと沸き上がるのは、怒りとは違う。何か、あたしを急かす塊。

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