i want,
……………
教室に戻ると黒板に大きく『自習』の文字が書かれてあった。
通りでうるさいはずだ。そのざわめきが、あたしが教室のドアを開けた瞬間一瞬静まった。
あたしは気にするわけでもなく、自分の席へと向かう。窓側の一番奥。くじでその席を引き当てた子と交換した。誰と交換したかは定かではない。
あたしが席につくと、ちらほらと喋り声が聞こえだした。やがてそれは何事もなかったかのように元へ戻る。
…うるさいな。
小さく思って、顔を窓に向けうつ伏せた。雨が降っている。机が嫌な湿気を吸収してる。
はっきり言って、クラスは最悪だった。綾達と同じじゃないというだけじゃない。クラスメイトの多くが、同じ小学校の出身なのだ。
チラと視線を前へ送る。真ん中にたまって話しているグループ。変わらない笑い声が耳障り。
別に仲のいい子と一緒じゃなくてもよかった。そこは我慢できた。
なのに何でよりによって、みど達のグループと同じクラスなんだろう。