i want,
「感謝しぃや。あたしが仲とりもっちゃげた様なもんなんじゃけ」
「はいはい」
「相変わらず可愛くないなぁ」
「可愛くなくて結構」、そんな風にいつも通りの言い合いを繰り返しながら、あたし達は暗くなった道を歩く。
もう随分日が短くなった。
そう思うと一気に寒さが増したような気がして、両腕をさする。
他愛ない会話が途切れてからは、あたし達は黙ってただ歩いた。斜め前を歩くさとの背中が随分大きくなった様に感じる。
そっと見上げて、そしてすぐに視線を落とした。
「…なぁ、あお」
不意に前からさとの声がした。歩くことはやめずに、「何?」と聞き返す。
「さっき綾実が言ったこと、本当じゃけぇ」
「え?」
唐突な話題に、思わず顔を上げた。
さとは前を向いたまま、ゆっくり立ち止まる。あたしの足も、それに合わせて止まった。
「俺らは何があっても、あおの味方じゃけぇ。あおが側にいて欲しい時は、側におっちゃる」
「何、いきなり…」
「でもあお、」
いつもの様に軽く笑ってやり過ごそうとしたが、さとの声がそうさせなかった。
普段と違う、真剣な声。思わずあたしも真剣になる。
「はいはい」
「相変わらず可愛くないなぁ」
「可愛くなくて結構」、そんな風にいつも通りの言い合いを繰り返しながら、あたし達は暗くなった道を歩く。
もう随分日が短くなった。
そう思うと一気に寒さが増したような気がして、両腕をさする。
他愛ない会話が途切れてからは、あたし達は黙ってただ歩いた。斜め前を歩くさとの背中が随分大きくなった様に感じる。
そっと見上げて、そしてすぐに視線を落とした。
「…なぁ、あお」
不意に前からさとの声がした。歩くことはやめずに、「何?」と聞き返す。
「さっき綾実が言ったこと、本当じゃけぇ」
「え?」
唐突な話題に、思わず顔を上げた。
さとは前を向いたまま、ゆっくり立ち止まる。あたしの足も、それに合わせて止まった。
「俺らは何があっても、あおの味方じゃけぇ。あおが側にいて欲しい時は、側におっちゃる」
「何、いきなり…」
「でもあお、」
いつもの様に軽く笑ってやり過ごそうとしたが、さとの声がそうさせなかった。
普段と違う、真剣な声。思わずあたしも真剣になる。