i want,
「じゃ、集まったし行こか!」
切り出したのは真依。あたし達の中でも一番背が高く、モデルみたいな体型。今日はそれを引き立たせる様な、ショートパンツをはいていた。
「どこいく?」
「あたし、このビーズアクセ作りのとこ行きたかったんちゃ」
「ええね、行こ行こ!」
みどが指差したパンフレットに、女子はみんな集まった。あたしもとりあえずのぞきこむ。
…アクセ作りか。不器用なあたしは作るより出来上がったものを買わせていただきたいのが本音だけど。
そんなことを思っているところに、あたしの気持ちを見透かした様な反対意見が届いた。
「なんでアクセなんか行かにゃいけんのんけ。俺らはスポッチャんとこ行くけぇな」
言ったのは、もちろん垣枝。そういう条件でこの男女合同フェスタに同意した訳だし、当然の意見だろう。
「後でええじゃ。アクセ作り人気じゃけ、はよ行かにゃいっぱいになるもん」
「ほしたら女子だけで行けぇや。俺らは別行動。なぁ?」
「さーんせー!」
調子に乗って手をあげるのはさと。あぁ、早速これか。
「や、でもせっかく一緒に来たんやしさ。一緒に回ろうや、順番に。ね?」
「あおはどっちに行きたいんけ」
「え?」