i want,
「神ちゃん…起きないんよ。綾がいくら呼んでも…全然、起きん。X'masには帰るけぇって、一緒にケーキ食べようって、電話したばっかやったのに。…ねぇ、あお。神ちゃん、約束破ったこと、ないんよ?」
「…綾」
「ないんよ?今まで、一回も。なのに…何で?X'masも誕生日も、一緒に過ごそうって言ったのに、何で?」
綾の声に、涙が混じる。
あたしは堪らなくなって、その細い体を抱き締めた。
震えが伝わって、視界が歪む。
「何で?神ちゃん…何で?何で綾、呼んでくれんかったん?頭痛かったら…何で病院、行ってくれんかったん?何で…何で、綾、綾…」
綾の掌から、小さな箱が落ちた。
リボンで包まれた小さな箱。
中でチャリッと、ネックレスが揺れるのがわかる。
「…綾」
「ないんよ?今まで、一回も。なのに…何で?X'masも誕生日も、一緒に過ごそうって言ったのに、何で?」
綾の声に、涙が混じる。
あたしは堪らなくなって、その細い体を抱き締めた。
震えが伝わって、視界が歪む。
「何で?神ちゃん…何で?何で綾、呼んでくれんかったん?頭痛かったら…何で病院、行ってくれんかったん?何で…何で、綾、綾…」
綾の掌から、小さな箱が落ちた。
リボンで包まれた小さな箱。
中でチャリッと、ネックレスが揺れるのがわかる。