i want,
…もしかしたら、今日の出来事で風当たりが強くなるかもしれない。
でも、大丈夫だと思う。
真依がいる。
垣枝も、さとも、田口もいる。
思っててくれる人は、ちゃんといる。
それが今、何よりあたしの支えだった。
揺るがないものを信じられる、あたしの勇気の糧だった。
「星、出ちょるね」
真依が空を仰いだ。
あたしもつられて顔を上げる。
遠くの夜の、高い空。
真っ暗な闇に浮かぶ、針の先程の光。
「…ほんまじゃね」
手を伸ばしてみたいと思った。
それがあまりに果てしないものだと、わかっていても。