かんけりっ!



「そこで彼女の入れ替わり続ける軸足。あの足はさっきから円の中を出たり入ったりしているの。つまり」


「僕ら『鬼』側は円の中に入れない…っ!?」


「その通り。少しはお利口になったわね」


くっ!?


「だったら、加勢しに行くだけだ!!」


円を背にしてるのは僕だ。里生を無視して『雷姫』、あぁこれ呼びづらいな。


とりあえず助けに行…。


「行けるとでも思ってんのかよ?」


唐突に視界に現れた柿宮、それに握られた右拳は僕の顔面を狙い。そして。


「死ねやぁ!!」


およそ女子の声、表情とは思えないそれ。


寸での所で回避し柿宮の脇を抜け…るっ!?


額に重い衝撃。


頭が弾けた。


ぶれる視界の中にいたのは、蹴りを撃ちはなつ里生の姿。


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