かんけりっ!
「甘いわ、キミ」
艶っぽく言い放つ彼女だが今の僕には色気を感じる余裕はない。
意識が飛びかける。
「さよなら、伝説の弟君」
膝が地面と再会のキスをする。
続けて僕の顔面が愛しの地面へと、重力を伴ってキスをぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。
「おっと…。すまないナツキ君」
だれかが地面との衝突という名のキスを妨げる。
「ぐぅ。あぁ……、ハレルヤ先輩」
あんた今まで柿宮と対峙してたんじゃなかったのか…。
「ちょっとだけ油断したんだ。悪いね。いいよ、休んでいるといい。あとは俺がかたを付けよう」
パッとハレルヤ先輩が手を離したせいで僕は結果的に地面にキスをする事になった。
地面はどうしてだか血の味がしたが、フフ。
愛してるぜ地面!!
なりふり構わない嘘だぜ。