かんけりっ!



だけどハレルヤ先輩。


俺に任せろ。ってさっき柿宮に振り切られたばかりで、しかも相手は二人だ。


そんなの勝てるわけ。


「……っ!?」


早い。ハレルヤ先輩のハイキックが柿宮の頭部を襲う。


まさか、小柄な女子に本気の蹴りを容赦なく打ち込むとは…。


しかし柿宮も腕で受ける。が小柄な体は年上の男子の蹴りに耐えられわけもなく吹き飛ぶ。


レンガ造りの歩道を転がって吹っ飛ぶ先は円の中。


「く……うぅ」


苦痛に表情を歪ませる柿宮。


「柿宮、危ない!?」


「……は?」


転がる柿宮に影が落ちる。『勇者』の影が。


「お前の命、貰ったぁ!!」


転がる女子の顔を狙う、『勇者』のかかと落とし。


相変わらず最低な人だ。


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