かんけりっ!



なんで、って。それはアナタがストーカーだからですよ。


とは言わなかった。


「ぐぅ…。この、俺がこんなにあっさりやられるとは…」


流石はかませ犬的ポジション。


「え、お前。オレの事キライ?」


「むしろ好きだと思いますか?」


「……くく、俺も同じだ…よ」


そう言ってガクッと『勇者』は頭を落とし、気を失った。


最後の最後まで憎まれ口とは…。


「ナツキ君、呆けてる暇はないぞ!!」


風のように僕の脇をすり抜けて円を囲う幾つもの対峙に混ざり込む。


対戦は既に一対一の様相から乱戦へと姿を変えていた。


だけど、こっちは四人。あっちは三人。


こちらには数の利がある。


これなら勝てる!!


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