かんけりっ!



「ハレルヤ先輩。ここは、僕が」


そう言い。


ハレルヤ先輩には乱戦の中の、今は一人で二人を相手にしている桃東先輩を助けに行ってもらう。


「…大丈夫かいナツキ君。彼女はフランシアをも一瞬で倒した、文字通り『兵(つわもの)』だぞ?」


そんなのわかってますとも。


多分、僕程度じゃかなわない事も。


けど、僕は茜子の本気を感じた。


茜子だけじゃない。


ここにいる皆の本気を感じた。


生徒会の勝利の為に僕等を裏切った柿宮。


その柿宮に本気の拳で応えたハレルヤ先輩。


自分のトラウマである相手にも果敢に戦う桃東先輩。


「……ここは僕に任せて下さい」


ただ、目の前の茜子を見据え。闘気をたぎらせ。


「……わかった。ただナツキ君」


気配でわかる。ハレルヤ先輩は僕に背を向け。


けど伝わる、ハレルヤ先輩の表情。


「…死ぬなよ」


僕は親指を一つ立て応えた。


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