午前0時の誘惑
「愛してるのは、莉良だけだ」
初めてくれた言葉に涙が込み上げる。
見つめた先には、掴みたくても届かなかった、海生の透き通る瞳。
真っ直ぐで穏やかな視線に包み込まれて、鼓動が高鳴る。
海生の顔がゆっくり近づき唇が重なった。
女の子の憧れ、シンデレラ。
でも、私に掛けられたのは魔法じゃなく、両手に抱えきれないほどの恋心。
それは、海生の腕の中で、永久に覚めることのない時間を刻んでいく。
「莉良、これからはいつだって一緒だ」
海生のその手をぎゅっと握り返した。
-fin-
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