もし明日が見えなくなっても切ないほどにキミを想う。
「大体どうして慧斗はあたしに構うの!?」
「当たり前だろ!」
「なにが当たり前よ!?」
「好きだからに決まってんだろ!!」
「え……?」
ハッと慧斗は口を押さえた。
あたしは、慧斗の言葉に、目を瞬かせる。
今慧斗なんて言った?あたしを……好き?まさか、
「………あーもう!!」
ガシガシと慧斗は頭を掻いてソファーに乱暴に座った。
心なしか顔が赤く見えるような気がするのはあたしだけかな?
「ど……いう」
「………そのまんまだ」
やけくそ気味の慧斗。