もし明日が見えなくなっても切ないほどにキミを想う。



バサッと音がしたかと思えば、慧斗が着ていたシャツを脱いでいて、露わになった上半身にあたしは顔を染める。


「な、なんでっ」

「なんでって分かるだろ?」


ニヤリと笑った慧斗は、グイッと顔を近づけてきた。


「こんな状況で頂かない男はいないだろ?」


据え膳なんだしと慧斗は言う。


「それに、あんな言葉聞いたら止められないけど」

「ふぇ……」


あわあわと慌てるあたしの頬にキスを落とした慧斗は、嬉しそうにあたしの唇にもキスをした。


最初は戸惑ったけれど、あたしは、与えられる優しさに肩の力を抜いて慧斗に全てを委ねた。


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