もし明日が見えなくなっても切ないほどにキミを想う。
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もそもそと温かい布団の中を動く。
近くにあるだろう熱源にすり寄るといつもより直に感じるような気がして、うっすらと目を開ける。
「っ―――!?」
目の前に居たのは慧斗。
それは毎日の事だからいいのだが、問題は着ているものだ。
慧斗は、上半身何も身に纏っていなかった。
叫びたくなるのを堪えながらあたしは記憶を辿る。
………そっか昨日……
昨日の事を思い出してあたしは顔から火を出した。
「ん………」
もぞっと慧斗が軽く身じろぎをした。
思わずビクッとしてじいっと慧斗の様子を伺っていると、ゆっくりと目を覚ます。
「雪那……はよ、」
「お……はよ」