もし明日が見えなくなっても切ないほどにキミを想う。
そして、怒号も聞こえてきた。
ドタバタと足音が近づいてきて、勢いよく扉が開いた。
「総長!黒龍です!!」
「………じゃあ、どうして黒龍は来たんだろうね?」
絶対零度の笑みを向けら、あたしは思わず動けなくなってしまった。
っなんできたのよー!!
「っ」
「嘘はいけねぇよな?」
ガッと赤色に前髪を掴まれ引っ張られる。
「嘘……じゃない」
「この状況でそれが通用するわけないだろ」
ちっと心の中で舌打ちをする。
あたしの中ではもう他人なんだから!
痛みを堪えながら左目で金髪がいる場所を見る。
…………え?
しかし、そこには金髪はいなかった。