金髪の君*完結



精一杯笑顔を浮かべ会話をする私には、教室の空気が変わったことに気付かなかった。


「--あ、あいさん…」


震える声で話かけてきたボーイを不思議に思ったが「はい」っと、気にせずに答えた私に


「ご、ご指、名です…」


再び震える声で伝えるボーイに促されお客様に「少し抜けますね」と伝えてから席を立った。


ボーイの後に続き次のお客様のテーブルへと向かう。



ボーイの背中に隠れていた私はボーイが退けるまで気付かなかった


「いらっしゃいま---っ!!」



指名したお客様が若田だったことに--…


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