金髪の君*完結



群がる女子の1人が、心の腕に絡み付いた瞬間


「触るな」


教室に響いた心の低い声に、教室内は静まり返った。


「--あ、あの…ごめ、んなさい…」


腕に絡み付いた女が、視線を泳がせながら震える声で呟く。


「俺はもう誰も抱かねぇ」


心は周りに群がる女を一度も見ずにドアを開け、廊下に出た。

心の背中を見つめていると、ピタッと止まり振り返った心とバチッと目が合った。




「ドレス似合ってる。
交代したら連絡しろ。」



前を向き直し、歩き出した心を見続けた。


ドレス似合ってる…?


交代したら連絡しろ…?



--何--…?


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