金髪の君*完結
「あいさんお願いします。」
隣に立ち小声で話かけてきたボーイに「はい」と答え、指名された場所へ行き接客をした--…
…--気がする…
笑顔で帰っていくお客様を見届けるとしっかりやっていたんだなと認識できた。
指名は切れることなく、交代まで続いた。
「あいさんお疲れ様です。」
笑っているのか、会話が出来ているのか分からないほど心の言葉が気になって気になってしょうがない。
私に言ったの-…?
心の目は私をジッと見据えていた。
引き込まれそうな漆黒の瞳。
昔の心とかわらない綺麗な瞳。
思い出す度にドキドキと胸が高鳴った。