金髪の君*完結



アッキーの手には白のストールが握られていた。


「あ、ありがとう…」


立ち上がりアッキーからストールを受け取ったが--…



…--やっぱり着替えるのは無しなの?



手に収まったストールを見て自問したが


「時間平気?」


アッキーの声に慌てて携帯で時刻を確認すると


「やばい…」


電話を切ってから15分も経っていた。


私はアッキーから受け取ったストールを肩にかけ、急ぎ足で中庭へ向かった。

細いストールでは開いた背中を隠しきれていないが、胸元はストールの端でどうにか隠せた。

片手でストールを抑え、もう片方の手でスリットの割れ目を掴み股が見えないようにする。


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