金髪の君*完結



「はぁ、はぁ、はぁ…」


ストールやスリットを気にして歩き、周りからの視線やナンパを断り続け中庭に着くと息があがっていた。

乱れた呼吸のまま中庭に足を踏み入れた。


何度か絡まれて時間をロスし、教室を出てから15分以上経っていたため、もしかしたら心はもういないかもしれない。


焦る私は高いヒールで中庭を走った。


中庭には誰もいなく、不安が襲う。


中庭の真ん中にある桜の木まで走り、木の幹に体を預け乱れる呼吸を落ち着かせるために深呼吸を繰り返した。



--いない…



桜の木に背を付け、周りを見渡したが心の姿は見つからなく肩を落とした。


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