金髪の君*完結
「葵ちゃん食べよー!」
未来に促され、沢山の食べ物を囲み、心、私、未来、一樹と輪になり座る。
「いただきます」と声を合わせ、手を伸ばす先にあるのは
"焼きそば"
では無く、から揚げ。
焼きそばに反応し、夏祭りの事を思い出す私は変態なのかもしれない。
から揚げを食べながら視線は"焼きそば"に--…
焼きそばを見ながら頬を染めてしまうのはきっと気のせいで、そんな私を見て口角を上げる心はもっと気のせいであってほしい。
肌寒い季節に屋上でご飯は以外と辛い。
心に貰ったブランケットを膝にかけ、そっと空を見上げた--…
白い雲に覆われた空には赤とんぼが飛んでいる。
--もう秋だ…
今年の秋も"片思いの秋"た。