ロシアンルーレット【コミカルアクション】
 兄貴はため息交じりに苦笑すると、


「…と言う訳だ。強盗さんがおっしゃるように、皆逃げてくれ。」


 ムカつくぐらい落ち着き払い、俺をおちょくってそう言った。


 兄貴の言葉に、皆仕方ないといった様子で、たいした危機感もないまま、全員そろそろと店を出て行った。


 俺に殴りかかった男だけは、その場を動かず、俺の奇行を呆気にとられて見上げていた。


 俺は今度はその男に銃口を向け、


「あんたは…どうする?」


 涼しい顔で問いかけた。


 男は戸惑いを顕わにし、ゆっくり兄貴に視線を移した。


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