ロシアンルーレット【コミカルアクション】
 おもむろに顔をしかめ、仕方なく中島の元へ行き、


「管制室はどこだ?」


 銃口を向けて尋ねてみる。


 一応やってみないとね、もう今なら諦めて吐くかもしんねーし。


 物事ってのはそうは都合よくいかないもので、中島は固く目を閉じ、だんまりを決め込んだ。


「皆人…そんなことしてる暇はない。」


 兄貴が堪り兼ねて口を出した。


「うるせーよ。」


 もう戦力にならないくせに、と舌打ちしたが、すぐに『誰のせいだ?!』と自分で自分を責める。


 俺は銃をホルスターに収納すると出口へ向かった。


< 433 / 463 >

この作品をシェア

pagetop