ロシアンルーレット【コミカルアクション】
「龍一が所属していると考えられるグループが、とうとう動き出したという情報が入った。もし何か知ってることがあるなら、全部話せ。」


「悪いけど何もねぇーよ。」


 うっとうしそうに顔をしかめ不機嫌に答えた。


「それより…母さんは何故殺された?兄貴の目的は?」


 当時は幼過ぎて聞けず、結局真相を知らないまま今日まで来てしまっていたので、このどさくさに紛れて尋ねてみた。


「龍一達は今、国に攻撃を仕掛けようとしている。方法はわからないが…。ポリーナは何か重要な情報を知ってしまったのかもしれない。そして龍一がそれに気付き、ポリーナの口を封じた。あくまで想像だが…。」


 オヤジがこんな極秘情報を、何故俺なんかにベラベラしゃべるのか不思議だった。


 警視総監という立場を考えると、あまりに軽率過ぎないか。


 何もかもが不自然でどうも腑に落ちない。


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