治癒術師さんに取り憑いた魔導師さん
「まあ確かにそうかもしれないが……。命の危険というのが」
「シブリールさんがいれば大丈夫ですよ。シブリールさんは強いんですから。私にはあなたがいます」
「ユリウス……。っ、まずい。行ってはダメだと言いたいのに。こうも直球に俺に愛を語る彼女を前にしては……!ああ、俺はどうすれば」
「なに一人で悶えているんですか。行きましょう。私に気にせず、バンバン魔術使って下さい。
私もシブリールさんが怪我した時は治しますから。手厚く介抱します」
「っっ、なんて素直なユリウスなんだ。ちょっとそこまで骨折してくるから、白衣の天使となって優しく介抱を――ぐぶっ」
「戦う前に負傷してどうしますか」