治癒術師さんに取り憑いた魔導師さん



「い、いや、君の愛の右ストレートでかなりピンチなんだが。

あ、ああ、なるほど。早速俺を介抱したいんだね。まったく、ユリウスは照れ屋だなぁ。俺にベタベタ触りたいなら素直に言えばいいのに。

君のためならいつでも脱ごう。だから俺にも君に介抱という名のにゃんにゃんを――」


上着とシャツのボタンを外し始めた変態をぶちのめす。


周りから黄色い悲鳴があがったのはさておき。


「公衆の場で脱がないで下さいっ、この変質者!」


「あ、でも、お金投げられたよ。すごいね、男の体でも金はとれるのか」


「あなたのは色んな意味で目に毒ですよ。ほらぁ、鼻血出して倒れる人も……」


投げられるお金の中心でため息一つ。


余談だが、この時の稼ぎは五千円にまでいった。


彼の実用性というのを感じた時でもある。



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