治癒術師さんに取り憑いた魔導師さん
薄っぺらい紙。
肉が飛び散り、つぶれていく肉によって内臓がだらしなく外に出る。
五臓六腑、例外なし。
眼球ですらたまらず穴から出たというのに、圧縮された。
「っ、う……」
吐き気が出て目を背けた。
だというのに、耳には嫌な音。
ぶちゃぶちゃと誰かが嘔吐でもしているような耳に不快感を持たせる音だった。
「ク、ハハ。彼女を狙う罰だ、ハエども。生きる価値がないというのに、死んでも尚未練がましく歩き続ける無様さ。
腐りかけな分、潰れやすくてやりやすいなぁ。
重いか、いやそれだけでは例えきれまい。岩石で潰すのではなく、空気で圧すそれは痛いだろう?辛いか?苦しいか?
ああ、しまった。声帯も潰れていては声もあげられないか」