治癒術師さんに取り憑いた魔導師さん
「ほう、なかなかにいい男となっているではないか。いいのぅ、愛というのは。
愛は、化け物を人間としてしまうのは様々な物語に登場するが……現実ではなかなかに見ないな」
「羨ましいだろう、ババア。あなたにはもうない、俺だけの感情ですよ。
さて、俺とユリウスの愛の見せつけはここまでとして本題だ」
「やるか、やらないか。どっちかえ?」
「聞いてなかったのか?やるに決まっています。ただ、条件を呑んでもらいたい」
「条件……?」
「なに、当たり前の譲歩をしてほしいだけです。俺たちが欲しいのはアフロディーテの魔導書の“一ページのみ”。
前の七日戦争では、全ページの争いがために死力をつくしたが。一ページで全力を尽くすのはさけたいな。
無駄に疲れるだけ。また七日も戦い続けるのは、あの時だけで結構だし。それに」