治癒術師さんに取り憑いた魔導師さん
成長した首ねじ小人。
成人にでもなったか、その体躯はシブリールの身長の三倍。背が高くなれば、横幅とてそれ相応に。
「随分と丸くなったものだ、ラグナロク。そこまで手加減してくれていたとは」
呪いあっても、自ら自主規制をしてくれたのは少なからずも彼は驚いている。
またもとの立ち位置に戻った彼を、ラグナロクは笑って歓迎していた。
成長した――成長させた魔物どもを横に控えさせ、女王らしい姿で。
「一秒で終わらせてはつまらぬからな。まあ、つまらないままならば終わらせるつもりだったが。
待った甲斐はあったな。制限はまだあるにしても、ここら一帯を砂漠にする破壊力はないほうがいいからのぅ」
「ありがたいな、それは。つくづく思うよ、千の一にしようが、もしくは一万の一にしようが俺はやはり“こうなんだと”」