せんせ、すき!
気が付けば、家の中に

お母さんと2人でいた。

「お母さんっ、今日のご飯何?」
「今日は、くるみの好きなまぐろ丼よ!」

どこにでもあるような幸せな家庭。

そこに入って来たのは、眼鏡を掛けた男の人。

「金を用意しろ。さもないと殺すぞ」

とお母さんを人質にとった。

「私は大丈夫だから。くるみは部屋にいなさい。」

「でも…。」

「いいから、早くしなさい!」

とお母さんにせかされ、自分の部屋へ行った。

「お母さん、お母さん…」

何をするわけでもなく、ただただ
部屋に座っていた。

「ガチャン」

玄関からドアを開ける音がした。
私はすぐに階段をかけ降り、

リビングへ向かう。

お母さんが包丁で刺され

亡くなっていた。



「く…み、…るみ、くるみ!」

私はそこで目を覚ました。

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