偽りの結婚
一歩引いて男たちから後ずさる私を見かねたアリアが口を開く。
「貴方達、シェイリーンは見世物じゃないのよ。あっちに行きなさい!」
男たちに睨みをきかせるアリアはとても由緒ある侯爵家の令嬢には見えなかった。
普段隣で明るく笑っているアリアしか知らなかったため、男たちにも引けをとらないアリアに驚く。
しかし、そんなアリアにも男たちは引くことなく…
「俺たちは何も女たちのようにシェイリーン様をいじめようってわけじゃないんだ」
「そうそう。ただ、仲良くなりたいって思ってるだけじゃないか」
まるで空気を読まない男たちは、なおも迫る。
「だからさ、向うで俺たちと話そうよ」
ついには腕をガシッと掴まれてしまった。