偽りの結婚
「ノルマン家ですけど…」
「ノルマン家!?ノルマン家なら伺ったことがある」
ノルマンの言葉に反応して驚きに目を見開く男。
「ノルマン家と関わりがあるのですか!?」
「あぁ、まぁね…」
公爵家と関わりがあるとは、この男性も相当の爵位を持った家柄なのであろう。
「あそこの家の書庫もなかなかのものだったな」
公爵家の書庫をなかなかのものだったなんて…
「ノルマン家の書庫は蔵書数も種類も国の中で5本の指に入ると思いますけど?」
ノルマン家を馬鹿にされたように感じ、ついむきになって返してしまった。