部屋替屋



 住吉は照れながらネクタイを緩め、Yシャツの第一ボタンを外した。


「はい、宅間さんが初仕事のお祝いに買ってきた卯さぎ屋の羊羹よ。」


 居鈴が小皿に品良く並べられた羊羹を三人の前に置いていく。
 
「宅間さんありがと。」

 住吉はすぐに礼を言ったが、ちよは居鈴にお茶のおかわりを入れてもらい、それに礼を言ってからやっと宅間の方を向いた。

「ありがとう。」

< 18 / 18 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

ふわふわカノジョ
季雨/著

総文字数/2,048

恋愛(その他)6ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
僕は高校生、2年1組、男、地味グループ所属、帰宅部。 彼女は2年1組の男が一度は夢に見る 彼女は2年の男が一度は噂にする 彼女は学校の男が一度は気にする 彼女は一番可愛い訳じゃない 彼女は一番スタイルが良い訳じゃない 彼女は一番話がうまい訳じゃない 彼女は一番性格が良い訳じゃない 彼女の名前は
闇の中で踊る紳士は猫
季雨/著

総文字数/2,221

その他7ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
猫の頭にはシルクハット 小さくても 猫には大きく 顔が見えない 動いたときに ちらりと見えた蝶ネクタイ その上には 奇妙な笑顔か .

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop