Star Dust ~星のカケラ~
「止みそうにないな。」


くしゅん



「寒い?」


「大丈夫ですよ」


とは言ってみたものの、雨で濡れた服は容赦なく体温を奪っていく


「かれ枝は?」



「ここ。濡れているけど平気?」



「このくらいならな」



手を握り開くとレイ手には小さな炎が浮かんでいた



「……すごい」



枯れ枝に点すと一気に燃え上がる


「荷物の中、コートは多分無事だよね?」


「はい」



雨を凌ぐために用意してくれたものだ



「服脱いでコートだけ着てろ」


「え……」



「洞窟の奥は何もないから大丈夫。俺もレイも目瞑ってるし」





病み上がりの彼女が、熱をぶり返しても困る。



「……はい」



彼女が奥に消えたのを確認し、入り口で空を見上げる上司兼親友に声をかけた



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