キミとの恋の課外授業

「でっ、里沙。ファーストキス。どうだった?」


あたしを抱きしめたまま、耳元で囁いた恵美の言葉に


「なっ…!?」

アワワワァ~と体を震わせながら、あたしの顔は、一気に耳まで赤く染まった。


「あらぁ~照れちゃって。里沙ちゃん可愛い♪」


真っ赤になってるあたしを更にムギュウと抱きしめる恵美。


「く、苦しいよ…恵美ぃ…はなして…」



恵美の背中をポンポン叩いて、ようやく離してもらえた。


「恵美…力強すぎだよ」


あぁ~ホント苦しかった。やっと普通に息できるよ…。


「でっ、デートの約束なんかもしたの?」


「そんなぁ~!デートの約束なんてぇ~」


それ以前に、省にぃとデートだなんて…

なんか…想像できないよ。



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